全ては著者次第
書籍の編集の仕事の印象は?と聞かれてみなさんは何を思い浮かべますか?ゼロからものを作り出す、クリエイティブな仕事と多くの方は思い浮かべるのではないでしょうか?そういった一面もあることは確かでしょう。
企画力という名のクリエイティブさは求められますが、やはり書籍は著者に著作権があります。著者がいない限り、作品など成立しません。
著者をなだめすかし、どう発刊まで漕ぎ着けるか。クリエイティブな能力以上にそんな折衝能力が必要とつくづく感じる今日この頃でした。

テーマ:出版社 - ジャンル:小説・文学

編集が必ず見る! 出版企画書のポイントとは
 最近、よく立派な出版企画書が送ってくる。どこかで出版コンサル(本を出したい初心者に出版するまで指導するコンサルタント)が添削指導したような企画書。当然、企画書のレベルが高いと送って頂いた著者に早くコンタクトをとろうとするのが編集者。そこで今回は企画書のポイントについて。
 企画書の必須項目は、タイトル、企画趣旨、読者対象、内容構成案。企画趣旨は、なぜこの本を世に出したいかの思い・目論見。読者対象者は、届けたいターゲットを明確にすること。そして、一番重要なのが、内容構成案。仮目次レベルまで書かれていると、できあがりの本の内容が想像できるので、企画持ち込み者に会うかどうかの判断がしやすい。
 そして、売れるかどうかの判断は、ビジネス書はまずは著者の肩書きが重要。この肩書きだけで何千部売れるかを予測する。専門性、知名度、将来性などを鑑みて値踏みすることになる。
 企画持ち込みで、まだ本を1冊も出したことがない方は、どれくらいの文書が書けるかを見るためのサンプル原稿をつければよいだろう。
 あとは、類書の資料でもつけておけば、編集担当者としてはありがたい。編集者はその手の本が売れているのかどうか調べて面談することになるので、類書は売れている本を記載しておくのがベター。もちろんきっちりと連絡先を書いておくが、1週間しても音沙汰無ければ、提出した出版社に連絡してみるとよいだろう。ダメならダメ理由を聞いて、その部分を是正し次の出版社へ送ればいい。このダメポイントを聞くのが企画書のレベルアップの早道かも。(雅)